篠宮です。年々凶悪になりつつある日本の暑さが、うまく仕事のフリースタイル化の趨向にマッチしたのか、ここに来て急速に脱スーツ・脱ワイシャツが進んできているように感じます。特にクールビズは完全に市民権を得て、「クールビズ」と特別に意識することさえ減ってきました。
一方で「好きな服でいい」と言われてかえって困るのがビジネスマンです。たとえばこんな悩みはありませんか?
- 結局上着とネクタイを外しただけになっている
- 見た目が安っぽくなってしまう
- いまいちきっちり感が出ない
私自身これまでクールビズの時期でも常に長袖シャツで過ごしていましたが、今季買ったMaison Kitsune(メゾンキツネ)のポロシャツがとても良かったので報告します。
目次
Maison Kitsuneについて
ファッションのテーマは「ニュークラシック」。メンズ、レディースともに展開している。高品質なイタリア、日本、フランスなどの素材をアイテムにより適材適所に選び、コレクションに落としていく。スタイルの質と純粋なラインとディテールへの徹底したこだわりを持ち、デザインは、ユニークな見解を取り入れつつ、シンプル、実用的でごく自然に日常に馴染むもの。
出典: https://www.fashion-press.net/brands/703
Maison Kitsune(メゾン キツネ)はフランスのブランドです。製造国はフランスorポルトガル。それ以外もあるのかもしれませんが、私が持っているアイテムはそのいずれかになっています。
Maison Kitsuneのポロシャツをレビュー
Kitsuneポロ ファーストインプレッション
私は身長175cmでSサイズを選びました。海外ブランドなので1サイズ下げるとちょうど良いと思います。
(Mサイズ)着丈72cm、バスト98cm、袖丈21cm、肩幅45cm
色は黒と白の2色展開ですが私は白を購入しました。ポロシャツ自体がカジュアルなアイテムなので、仕事着として使うことも考えて、白色にすることで少しフォーマルさを足すことが狙いです。着丈も、タックインタックアウト両方に使えるので良い感じですね。私はもっぱらタックイン派です。
生地はコットン100%でポロシャツでは一般的な鹿の子素材。厚さにも関してもごく一般的なポロシャツと変わりない軽い着心地です。それなのに袖を通すとどこかパリッとしていて背筋が伸びるような気がするのは、ポロシャツで有名なスポーツブランドのラコステやフレッドペリーとは出自が異なるからでしょうか。
立体感がすごい
先に断っておきますが、この記事内の写真はすべて10回以上着用・洗濯を繰り返した私の私物です。新品が一番状態が良いのはわかっていますが、何度も袖を通す中で良さを実感できたので、いまのリアルな写真しか撮れていません。アイロンもかけていないのでシワだらけですが悪しからず。
さて本題に戻って、着用してまず気づくのは襟の美しさ。ポロシャツは大体1番上のボタンを外して着ると思うのですが、何も意識しなくても襟がぐっと前に立ち上がってきます。
今のムードに合う
一般論として、クールビズでポロシャツを用いる際は「ビズポロ」と言われる、「台襟」仕立てのものが相応しいとされています。実際私も以前別ブランドの台襟ポロを持っていました。
たしかに通常のポロシャツに比べると少しカッチリとした印象はあるので、仕事向きではあるのですが、私にはどうもピンとこなかった。ポロシャツ自体がスポーティーなアイテムでリラックスした空気をまとっているので、無理に形を変えてフォーマルさを出そうとしても中途半端になっているように感じたんですよね。
冒頭でも触れましたが、ここ数年「働くこと」に対する世の中の空気感は以前とは大きく変わっていて、かなり自由になってきているように思います。だからこそ今、「ビズポロ」ではない、「上質な普通のポロシャツ」がハマるんじゃないでしょうか。
あと、台襟ポロシャツのセールスポイントとして「ネクタイがつけれる」とか「ジャケットに合う」というのがあります。たしかに何が起こるかわからない社内で精神的な安心感は担保できるのですが、クールビズでポロシャツ着てるのにネクタイとかジャケット着ちゃったら意味ないなのでは、と思います。かしこまったシーンでは普通に長袖シャツ着ましょうよ、と。
シンプルに、上品に
Maison Kitsuneのアイテムには、(中には例外もありますが)奇抜さはなく基本に忠実です。今回のポロシャツにしても、形自体はザ・ポロシャツで袖もリブ仕様になっています。こういうところも普通のシャツでは出せない軽やかさやリラックスしたムードを出すのに一役買っているのではないでしょうか。
こういう装飾のないシンプルなアイテムでは、ボタンも重要なポイントです。Kitsuneポロは、「Maison Kitsune Paris」の刻印入りの貝ボタンが採用されています。廉価なポロシャツではプラスチックボタンが主流ですが、シンプル故に、たかがボタン3つでも服全体に与えるイメージは全く変わってきます。
左胸にはMaison Kitsuneのシンボル・キツネがトリコロール柄で刺繍されています。仕事には少し派手かな?と最初は感じましたが、たとえばラコステにしたって、シルバー刺繍の通称銀ラコは別にして、デカデカと緑のワニさんが口を開けて鎮座しているわけで、結局慣れの問題だと思います。ファッション好きな女性にもさりげなくアピールできますしね。
頑丈でくたびれない
上で何枚か載せている写真ですが、着用を繰り返した私の私物です。それでもこれまでで特にくたびれた印象は受けていませんし、伸び縮みというのも感じていません。また、他の色であれば少なからず色あせしてくるんでしょうが、白はそれがないというのもポイントですね。
Maison Kitsuneのポロシャツ、私自身オンオフともにかなりのヘビーローテーションしていますが、すごくおすすめです(二着目も検討中)。ユニクロなどのポロシャツに比べれば値は張りますが、費用対効果を考えれば十分元がとれていると感じます。Amazonでも買えるのでぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。最後までお読みいただきありがとうございました。
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